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ディノベートとは?区分の違う2つのホワイトニング製品を整理して解説

歯の色を明るくしたいと思っているときに「ディノベート」という名前を目にして、どういうものなのか確かめたくなった。そんな方が最初につまずくのが、調べても情報が噛み合わないことです。

貼るシートだと書かれているページもあれば、歯みがきジェルだと書かれているページもある。歯科医院で処方されるという説明も、通販で買えるという説明も出てくる。矛盾しているように見えますが、これは情報が間違っているのではなく、ディノベートがブランド名で、その下に区分の違う製品が複数あるためです。

ここでは、公式ブランドサイトに記載されている内容をもとに、どの製品が何なのかを整理します。良し悪しの評価はせず、事実の切り分けに徹します。自分がどちらの製品を見ていたのかがはっきりすれば、判断はぐっとしやすくなります。

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目次

ディノベートはブランド名——ホワイトニング関連の製品は2つある

ディノベート(DENNOVATE)はオーラルケアのブランド名で、複数の製品を展開しています。このうちホワイトニングに関わるものは2つです。

ティースホワイトニングジェルパックデンタルホワイトプロ
区分高度管理医療機器医薬部外品
入手方法歯科医師の処方が必要通販などで購入できる
剤形貼ってはがすシートタイプ歯みがきジェル

同じブランドの製品でありながら、区分も入手方法も剤形も違います。「ディノベートは効果があるのか」という問いが人によって噛み合わないのは、そもそも見ているものが違うためです。

なお、ブランドにはこのほかに歯周病ケア向けの「デンタルペリオケア」と、マウスウォッシュの「オーラルクリアプロ」もありますが、こちらはホワイトニングを目的とした製品ではありません。

まずは自分が見ていたのがどちらだったかを確認するところから始めると、情報が整理されます。

ティースホワイトニングジェルパック——歯科医師の処方が必要な製品

ひとつめは、シートタイプの製品です。

公式サイトによると、区分は高度管理医療機器で、承認番号は30700BZX00175000。「医薬品含有歯科用歯面清掃補助材」とも記載されています。

特徴として押さえておきたいのは入手方法です。購入には歯科医師による処方が必要とされており、取扱いのある歯科医院を受診したうえで手に入れる形になります。通販で誰でも買えるものではありません。

使い方は、シートを歯面に密着させて1日1回、最大90分装着し、そのあと剥がすというもの。5個入りの箱で提供されています。自宅で使う製品でありながら、歯科医師が関わる形になっているのがこの製品の位置づけです。

なお、配合されている漂白成分の名称や濃度、承認された効能・効果については、公式サイトに記載がありません。インターネット上には濃度に言及する情報もありますが、公式に確認できない数値は判断の根拠にしないほうが安全です。 具体的な内容や自分の歯に適しているかどうかは、取扱いのある歯科医院で確認できます。

デンタルホワイトプロ——通販で購入できる医薬部外品の歯みがきジェル

もうひとつは、日常のブラッシングで使うジェルです。

区分は医薬部外品。研磨剤・発泡剤を使わない歯みがきジェルで、内容量は30mLと記載されています。

有効成分として公式サイトに挙げられているのは、シメン-5-オール、アラントイン、ポリリン酸ナトリウム、無水ピロリン酸ナトリウムの4つです。効能としては「歯の汚れや黄ばみを落とし、口腔内を清潔に保つ」と記載されています。

使い方は、歯みがきをしたあとに2〜3プッシュを歯ブラシに取り、歯全体をブラッシングして、口の中をよくすすぐという流れです。通常の歯みがきに追加して使う形になります。

こちらは通販などで購入でき、歯科医師の処方は必要ありません。入手のしやすさが違うのは、区分が違うからです。

区分の違いが意味すること——なぜ入手方法が分かれるのか

同じブランドの製品で、なぜ一方は誰でも買えて、もう一方は処方が必要なのか。ここには理由があります。

医薬部外品とは

医薬部外品は、効能の範囲があらかじめ定められている区分です。人体への作用が穏やかなものが該当し、日常のケア用品として販売できます。

歯みがき剤の場合、うたえる効能は「歯を白くする(ブラッシングによって)」「口臭を防ぐ」「歯垢を除去する」といった範囲に定められています。ここでいう「歯を白くする」は、ブラッシングによって歯の表面の汚れを取り除くことを指しています。

高度管理医療機器とは

一方、医療機器は人体へのリスクの度合いによって分類されており、高度管理医療機器はその中でも管理を要する区分です。個別に承認を受けたうえで、取り扱いに専門的な管理が必要になります。

処方が必要とされているのは、この区分に該当するためです。使う人の口の中の状態を確認したうえで渡す、という前提が組み込まれています。

歯の内部に作用するものは歯科医師の管理下でしか使えない

もう少し踏み込むと、歯そのものの色を内部から明るくする作用を持つ薬剤は、歯科医師の管理のもとでしか使えません。過酸化水素を主成分とする薬剤がこれにあたり、濃度が高くなるほど作用は強くなりますが、歯ぐきへの刺激も強くなるためです。

だから、日常のケア用品として販売されるものと、歯科医院を通して渡されるものに分かれます。区分を見れば、その製品がどちらの働きをするものか、おおよその見当がつきます。 これはディノベートに限らず、ホワイトニング製品全般に使える読み解き方です。

「歯を白くする」には2つの意味がある

ここまでの話をまとめると、「歯を白くする」という言葉には2つの中身があることがわかります。

ひとつは、歯の表面に付いた着色汚れを落とすことです。コーヒー、紅茶、緑茶、赤ワインなどによる色素が歯の表面に蓄積したもので、これはブラッシングやクリーニングで取り除けます。

もうひとつは、歯の内部の色そのものを明るくすることです。加齢や生活習慣によってエナメル質の内側にある象牙質の色が濃くなったり、透けて見えたりするもので、こちらは磨いても変わりません。

自分の黄ばみがどちらかを見分ける目安

厳密な判断は診察が必要ですが、おおよその目安はあります。

歯科医院でクリーニングを受けた直後に色が明るくなり、数ヶ月かけて元に戻るようであれば、表面の着色による部分が大きいと考えられます。飲食による色素が再び蓄積しているためです。

一方、クリーニングを受けても色がほとんど変わらない場合や、歯全体が均一に濃く見える場合、年齢とともに少しずつ濃くなってきた場合は、歯の内部の色が関わっている可能性があります。

ただし、実際には両方が混ざっていることも多く、見た目だけで切り分けるのは簡単ではありません。目的と製品が噛み合っていないと、使い続けても求める結果につながらないため、迷う場合は一度状態を診てもらうのが確実です。

市販品と歯科で扱うものの違いについては「ホワイトニングは自宅でどこまでできる?市販品と歯科の違い・効果の限界を解説」でも整理しています。

オフィスホワイトニングの詳細はこちら

自分に合うものを選ぶときに確認したいこと

製品を選ぶ前に、次の点を整理しておくと選び違いが減ります。

目的を先に決める。 表面の着色を落としたいのか、歯そのものの色を明るくしたいのか。ここが決まっていないと、どの製品を見ても判断できません。前の章の目安を参考に、あたりをつけてみてください。

区分と入手方法を確認する。 通販で買えるものなのか、歯科医師の処方が必要なものなのか。処方が必要なものは、取扱いのある歯科医院を受診することになります。この手間を含めて検討することになります。

使い方と続けやすさを確認する。 毎日のブラッシングに追加するのか、一定時間の装着が必要なのか。生活のリズムに合わないと続かず、続かなければ結果も出ません。装着に時間を要するものは、その時間を日常のどこで確保するかまで考えておくと、始めてから無理が出にくくなります。

口の中の状態が整っているかを確認する。 未治療のむし歯や歯周病がある場合、薬剤がしみたり症状が出やすくなったりすることがあります。自宅で使う製品であっても、この点は変わりません。しばらく歯科を受診していない場合は、状態を確認してから始めるほうが安心です。

併用の可否は歯科医師に確認する。 複数の製品を同時に使う場合や、歯科医院での施術と並行する場合は、事前に相談しておくと安心です。

どの製品が優れているという順位づけは、あまり意味を持ちません。目的が違えば適した製品も変わるためです。まずは自分の目的を確定させることが、選択の出発点になります。

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よくある質問

通販で買えるものと歯科で処方されるものは、どちらを選べばいいですか?

目的によります。日常のブラッシングで着色汚れをケアしたいのであれば、医薬部外品の歯みがき剤が用途に合います。歯そのものの色にアプローチしたい場合は、歯科医師が関わる製品や歯科医院での施術が対象になります。手間と目的のバランスで決めることになります。

歯みがきジェルだけで歯の色は明るくなりますか?

医薬部外品の歯みがき剤がうたえるのは、ブラッシングによって歯の表面の汚れを落とす範囲です。歯の内部の色を変えるものではないため、内部の色が原因の黄ばみには届きません。逆に、着色汚れが主な原因であれば日常のケアで印象が変わることがあります。

歯科医院のホワイトニングとどう使い分けますか?

歯科医院での施術は歯の内部の色にアプローチするもので、自宅で使う歯みがき剤は日常の着色ケアにあたります。役割が違うため、施術で明るくした状態を日々のケアで保つという組み合わせ方もできます。歯科医院で受ける場合の流れは「歯医者のホワイトニングとは?受診の流れと、かかりつけで受けられるかを解説」、医院で受ける施術の中身は「オフィスホワイトニングとは?1回でどこまで白くなるか・費用・通う回数を解説」で扱っています。

まとめ

ディノベートはブランド名で、ホワイトニングに関わる製品は2つあります。ティースホワイトニングジェルパックは高度管理医療機器にあたり、歯科医師の処方を受けて入手するシートタイプ。デンタルホワイトプロは医薬部外品の歯みがきジェルで、通販などで購入できます。

入手方法が分かれているのは区分が違うためで、その背景には「歯の内部に作用する薬剤は歯科医師の管理下でしか使えない」という枠組みがあります。区分を見れば、その製品がどちらの働きをするものかの見当がつくため、ホワイトニング製品を選ぶときの物差しとして使えます。

そのうえで大切なのは、自分の黄ばみが表面の着色によるものか、歯の内部の色によるものかを把握することです。ここが噛み合っていないと、どの製品を選んでも求める結果にはつながりません。

見た目だけで切り分けるのは難しい部分なので、迷う場合は一度状態を確認してもらったうえで、目的に合う方法を選んでみてください。


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・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります


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